知人からのご紹介で来店された青梅市在住70代女性の症例です。
症状は坐骨神経痛で右腰から臀部・脚の付け根・すねの外側のとても強い痛みとシビレを訴えておられました。
歩行距離は数十メートルも歩けず、付き添いと送迎が必要な状態でした。
この方はもともと脊柱管狭窄症を患っており、手術を8ヶ月前にしたそうです。
それなのに一年も経たずに再発し、しかも手術を受ける前よりも今回の方が痛いとの事で、大変気を落とされているご様子でした。
手術を受けた病院を訪ねたところ、
「手術は上手くいっている。」
「検査に異常は見られない。」
こう言われたそうです。
さあ、困りました。
異常無しと言われても実際痛いし、しかも手術前よりも・・・痛みの原因は?
こうなってしまうと患者としては途方に暮れてしまいますよね。
とても不安だったと思います。
ここまでのお話を伺って、私としては病院で検査をして頂いたおかげで脊柱管の中で起きているかも知れない器質的な問題はクリアになっていますので少し安心しています。
後は手技療法ができる範囲の中でやれる事をやるだけ。
手術後に症状が再発するケースは脊柱管狭窄症だけでなく、椎間板ヘルニアでもよくあるのですが、痛みやシビレなどの症状を引き起こすのは、手術が適応される骨や靭帯の変性だけではないのです。
今回この女性の症状はそれ以外の問題、例えば神経や筋肉の癒着や滑走不全によって引き起こされている可能性が高いという事です。
実際こういう事例は多くあって、それらへのアプローチにより回復しています。
施術のテーマは簡単に言うと坐骨神経の通り道を確保する事。
神経が圧迫されたり動かない箇所を見つけて滑走性を促します。
こうして施術4回目くらいから徐々に歩行距離が伸びて付き添いもなくお一人で来店できるようになっていきました。
それから数回施術を行いお買い物も一人で行けるようになって「歩けることが嬉しくて、このまま車いすの生活になるんじゃないかと不安でした」とお話しして下さいました。
日常生活は困らない状態まで回復していますので、今後は通院間隔を空けてメンテナンスをして参ります。
この方は施術を開始してから割と早い段階で回復なさって本当に良かったです。
脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアで手術を検討中の方や手術後の再発などでお悩みの方の中には、絶望的になって半分諦めている方もいらっしゃるのですが、このような症例もあるのです。
少しでも参考になりましたら幸いです。
姿勢が変われば軽くなる
整体Salon Blue.
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